大型バウレールが船体中央まで延びた機能的なスタイル、
高く設定されたサイドのガンネルにより、デッキ上すべてがフィッシングステージです。
ソフトな波さばきと卓越した航行性能で、高い信頼を得た走りはそのままに、
200Lの大型燃料タンクを新たに装備。
4ストローク船外機とのベストマッチングにより、
さらに広いフィッシングエリアをカバーし、ターゲットが広がります。

大人の仮眠スペースとしても余裕の空間を持つキャビンスペース。コンパクトな外観とはうらはらに、合計4,050リットルの容量を持つその空間には2.2mの長尺物まで収納可能。オプションのサイドシェルフやヒンジ開閉式のカディフロア、マリントイレを装備することでその機能性はさらに高まります。 

マリントイレ （カディフロアパネルはオプション。

収納スペースが広く多いのが特長です。カディ−内フロア上収納は、2150リットル、カディ−内フロア下収納では1900リットルと大きく、釣り竿など2.2mの長い物も収まります。左右のスターンハッチ、燃料タンク部のスターンハッチ内にも釣道具などが充分に収まります。イケスは160リットルと大容量化を実現。思いがけない爆釣、大漁にも余裕で応えます。また、豊富なオプション装備品を設定し、さまざまなフィッシングスタイルに対応します。

デッキスペース
広いバウデッキスペースを備えています。
バウレールは高さとレールの内傾角を最適に設計し、体をホールドしやすい形状とし、船首甲板でのスタンディングポジションでの釣りも安心して行えます。
スターンデッキには釣り座を設けると共に、両サイドブルワーク高さを調整。
膝上をホールドしながらのスタンディングポジションの釣りが安心して行えます。

バウデッキ

スターンデッキ

最適な高さのスターンブルワーク（写真は26EXです）

船首甲板でも釣りが出来るバウレール（写真は26EXです）

オープンガンネル
後艤装の容易なオープンガンネルを採用。様々な釣り艤装が可能となりました。

大型イケス
スターンデッキ中央に160リットルの容量を持つ、大型イケスを標準装備。大物や大漁の釣果にも余裕の広さです。

燃料タンクスペース
携行缶からの給油が楽に行なえる位置に給油口を設定。燃料タンク上部には大型ハッチを持つ収納スペースを確保しています。（物入れフロアはオプション）。

フィッシングサポートリモコン
2ステーションでスターンでも操船でき、且つ一人での流し釣りを更に楽にする、フィッシングサポートリモコンを標準装備
（26EX-FSRに標準）

“風流れ抑止性能”と“走航性能”というフィッシングボートで求められる2つの船型基本性能において最高のパフォーマンスを発するために、ヤマハ独自のボート性能開発システムY.P.D.S（Yamaha boat Performance Development System）によるシミュレーションや構造解析、試験走行等を経て開発した新型船型を採用。ウエイブ・スラスター・ブレード（W.T.B.）と船底のフラットキールが優れた保針性を発揮。同時に走航性能を損なうことなく、風流れ特性に優れたキール本来の性能も向上させています。 F.A.S.T.シリーズは発想の段階から3次元デザインを採用し、美しい3Dのフォルムラインをヤマハの大型NC機により忠実に再現しました。F.A.S.T.26シリーズは、バウフレアーから流れる美しいシア−ラインが印象的なフィッシングボートとして完成しました。

F.A.S.T.シリーズは、走航時の安定性向上のために、船が傾かずに出来るだけ水平に着水するように、低重心フォルムを採用しています。さらに、自然な旋回フィーリングの実現を目指し、旋回時の船首の取られを低減させるために、最適なキール前後のバランスを実現する船尾まで伸びたフラットキール形状を採用。直進安定性の向上と干満の差が大きい地域での浜座りも可能としました。また、低重心フォルムでありながら、Widespread Flare（大型フレアー）を戦闘的に大きく張り出させる事で、凌波性を向上させ、走航時スプレーをかぶりにくい船型としています。

F.A.S.T.26の風流れ性能とオフセットスパンカーの効果
オフセットスパンカーとは、従来スターンデッキの後部中央に設置していたスパンカーを、さらに後方のモーターウェルサイドに台座を設置し、取り付けた方式を指します。従来スパンカーは、ボートの中心線上になくてはならないという概念を打ち払う新しい発想のもと、スパンカーの張り角度調整により、中心線上に設置したスパンカーと同じ風立ち性能を得ることができました。
釣りポイントにおいて、F.A.S.T.26EX+オフセットスパンカー仕様では、ボートを容易に狙ったポイントへ立て直すことが可能です。

従来型スパンカーとオフセットスパンカーの風流れ比較
船首向き修正時の船の動き方スパンカーの抗力中心が、水中の主抵抗である船外機よりも後ろになる
⇒船尾の横流れが減少し、釣り座の横流れが減少する。

オフセットスパンカーの効果
■主機のチルトアップが不要
■釣り時の横流れ減少
■主機でのポイント移動が可能
■スターンデッキが広くなる

従来型スパンカー艇は船首を中心に、風に立とうとするため、操船席で釣りをする場合横に振られます。オフセットスパンカー仕様艇では、ほぼ船の中心を基点に回転するため、釣り座の釣師の横流れが少なくなります。

左記のイラストは、F.A.S.T.26と、F.A.S.T.26スパンカー仕様と、F.A.S.T.26オフセットスパンカー仕様の3艇の風流れを図式化したものです。
オフセットスパンカー仕様は、図のように風に立ち、風下に流れていきますので、流し釣りを行うためには微速が効く補機船外機にて微速前進を入れるだけで、容易にポイントキープが可能です。

低燃費、クリーンな排ガス、小型、軽量を実現した4ストローク船外機。低振動、低騒音、経済性と優れた動力性能を発揮します。数々の先進テクノロジーによって築かれた信頼性が、アングラ−の釣行を支えます。